課題背景
出荷する荷物が行き来するコンベアーが配置された物流センターの倉庫内。 従来の移動方法はコンベアーの切れたところまで迂回するか、コンベアー上を飛び越えて移動する必要がありましたが、迂回するには距離があり、ほとんどの場合がコンベアーの上を跨いで移動されていました。
ただ、荷物の隙間を縫って跨ぐことは背の低い女性には距離があり危険で、男性でも跨いだ弾みに足が滑るなど危険がありました。そこで安全な職場環境作りとして移動方法を検討され、ハセガワにご相談いただきました。
提案内容
現地で設置場所の確認を行い、設置スペースを考慮。安全に昇降いただけるよう踏ざんの奥行や階段の昇降角度などを検証し、階段の向きを斜めにご提案。手摺高さも社内規定に合わせた通常よりも高いものを使用し、安全基準を確保しています。
また基準品である DG に使用している型材や部品を使用することで比較的リーズナブルなご提案が可能になります。
導入後の成果
必要な時に安全に移動ができるようになり、危険を低減できました。また移動用の渡り廊下は女性でも安全に昇降ができるように踏ざんの奥行を広く取ったり角度を緩やかにしたりと、働く方のニーズに合わせた仕様になっており、多くの方が安心して業務に取り組んでいただけるようになりました。
弊社担当者の声
コンベアーをまたいでの移動は危険が伴うため、安全に昇降できる作業通路を導入いただけたことで作業環境の向上を担えたことを嬉しく思いました。また配送センターでは多くのコンベアーを保有されているので、作業通路が働く方の職場内での目印になればと思っています。